念願の初全日本、朝賀俊太朗が6位
6位に朝賀俊太朗。
去年の全日本ジュニアで会心の演技を披露した朝賀は、5位となり念願の全日本へ初出場を果たした。
シニアデビューの今季となったが、全日本への第一歩となる近畿ブロック直前の9月3日にハプニングが起きてしまう。左足のじん帯を損傷し、修復手術を受けたという。
そんな中でも、「今できる最大の演技ができた」と話した朝賀。ケガの影響で練習が積めていなかった中でも、フリーで『トゥーランドット』を持ち味の情熱的な表現力で魅せた。
2年連続の夢舞台では、「大技投入も目指したい」と力強く語った。
“最後の”大舞台へ、7位に木科雄登
7位は木科雄登。
大学院2年生の今季、ラストイヤーと公言している木科。
フリーでは後半のジャンプが崩れてしまったが、高さとキレのある冒頭トリプルアクセルを華麗に決めるなど、気迫の滑りを見せた。
「この2年間アイスショーにたくさん出演するなど、自分のやりたいことできた」
大学院に通いながらスケートに打ち込んだここまでをこう振り返った木科。10年連続10回目の出場は、男子シングルの中で友野一希に次ぐ回数を誇る。
「一緒に頑張ってきた仲間たちが五輪を懸けて戦う瞬間を見届けられることが、一生忘れられない試合になると思うし、自分も見てくれた人の心に残る演技がしたい」
19年間のスケート人生、最後の大舞台。木科の滑りから目が離せない。
最後の切符をつかんだのは松岡隼矢
8位となり最後のチャンスをつかんだのが、松岡隼矢。
松岡もまた、今季が“ラストイヤー”だという。
今大会が行われた木下カンセーアイスアリーナは、去年行われたサマーカップで会心の演技を披露したイメージの良い会場。“その自分を超えられるように”と挑んだという。
フリーでは、去年の全日本で滑ることのできなかった『ノートルダム・ド・パリ』を披露。ともに中四国ブロックで切磋琢磨してきた門脇から力をもらい、最後の切符をつかんだ。
「少しでも上の選手と張り合えるように」と、最後の全日本ではフリーで4回転トーループを組み込みたいと闘志を燃やす。
【シニア男子】
1位 杉山 匠海(岡山大学)203.67点
2位 中村 俊介(木下アカデミー)202.27点
3位 片伊勢 武 アミン(関西大学)200.76点
4位 門脇 慧丞(倉敷FSC)186.87点
5位 森本 涼雅(同志社大学)180.65点
6位 朝賀 俊太朗(関西大学)176.65点
7位 木科 雄登(関西大学)176.39点
8位 松岡 隼矢(福岡フィギュアアカデミー)167.85点
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