10月17日にGPシリーズが開幕し、本格的にオリンピックシーズンがスタートしたフィギュア界。
今年3月の世界選手権で2年ぶりの頂点に立った“りくりゅう”こと三浦璃来・木原龍一組は、GPシリーズ1戦目のフランス大会に登場。
ショートで自己ベストに迫る79.44点をマークし首位発進。新プログラムで挑んだフリーはノーミスとはならなかったものの、2位と20点以上差をつけ貫禄の優勝を飾った。
カナダ・トロントを練習拠点とし、結成1年目からブルーノ・マルコットコーチに師事する2人。異国の地で切磋琢磨し、世界のトップまでのぼりつめてきた。
オリンピックを控えるオフシーズンに、2人の現在地に迫った。
今シーズンのテーマは楽しむ
22-23シーズンにはGPシリーズ・四大陸選手権・世界選手権の主要国際大会を全制覇する年間グランドスラムを達成した“りくりゅう”。
日本ペア史上初の快挙を遂げた2人だが、ダイナミックな大技に伴いケガのリスクも多いペア競技の特性上、2人はケガに悩まされてきた。
それでも逆境を力に変え、 昨シーズンは“ケガをしない”をテーマに掲げ挑んだ。その目標達成のため、体のケアや食事などいろいろな面を見直し試行錯誤したという。
その成果が発揮され、24-25シーズンは結成6年目にして史上最多の8試合に出場。さらに世界王者奪還の偉業を達成した。
