立憲民主党の安住幹事長と公明党の西田幹事長が16日、国会内で会談し、17日午後2時から両党の党首会談を行うことで合意した。会談後、記者団の取材に対し、安住氏が明らかにした。

安住氏によると、会談で安住氏は「もともと穏健中道勢力として与野党に別れていたが、考え方が似ているので、ぜひ様々な面で、全般にわたって連携を深めていきたい」と伝えた。

これに対し、西田氏は「日本の政治を前に進めるために自民党との連携を断ってこうした立場になった。無分別な連携ではなく、中道改革路線を共にやっていける連携相手とぜひこれから政治的な行動を共にしていきたい」と応じたという。

取材の中で安住氏は、会談の冒頭に西田氏と握手したことについて問われ、「穏健中道リベラルと私どもは言っているが、日本の社会の戦後を支えてきた重要な一翼だ」とした上で、「自民党が右傾化すればするほど、我々がしっかり踏ん張らなければいけないというのが公明党と私どもの考えだ」と強調した。

そして、「ある意味で再編に近いのかもしれないが、私どもも覚悟を決めて、公明党の皆さんが力強い仲間になっていただければ、対抗軸、もう一つの受け皿として、日本社会の中で国民の皆さんに訴える軸にしたい」と訴えた。

また、安住氏は、21日に召集される臨時国会で行われる首相指名選挙への対応について、「明日(17日)斉藤代表と会うので、野田代表から直接、話してもらおうと思っている」と述べた。

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