ロシアのプーチン大統領は5日、「インドへの燃料の供給を止めない」と述べ、エネルギー分野での協力を続ける姿勢を示しました。
ロシア産原油の購入を続けるインドに高い関税などで圧力をかけるアメリカをけん制しました。
プーチン大統領はインドのモディ首相との会談後の共同会見で、今回のインド訪問について「極めて有益な対話の機会だった」と評価しました。
ロシアとインドは歴史的に結びつきが強く、「政治や安全保障、経済など幅広い分野で関係を深めてきた」と強調しました。
ウクライナ和平に関する協議内容の一部をインドに共有したと明らかにしました。
また「ロシアはインドへの燃料供給を継続する用意がある」と述べ、ウクライナ和平を目指すアメリカのトランプ政権が、ロシア産原油を購入しないようインドに圧力をかけ高い関税を課すなか、ロシアとインドとの蜜月関係を強調しました。
プーチン氏は、両国の戦略的パートナーシップをさらに深める考えを示し、航空や宇宙、AIなど先端技術での協力や原子力発電事業の拡大に意欲を示しました。