金が史上最高値を更新し続けています。国内価格の指標とされる田中貴金属工業の店頭小売価格は、16日午後2時の時点で、1グラムあたり2万2706円と最高値を更新し続けています。米中の貿易摩擦への懸念が強まり、アメリカの政府機関の一部閉鎖が長引く中、安全資産としての金の需要が高まっています。
一方、予想を超える売れ行きに製造が追いつかず、10月4日から田中貴金属は、小型の金地金(50g・20g・10g・5g ※10月16日時点)の販売を一時停止していましたが、11月下旬に販売再開を目指すことを発表しました。
小型地金だけでなく100g以上の地金などの取引件数も急増するなか、生産計画の見直しや増員で対応していくとしています。