ゴキブリが食べてくれないと効果が得られませんので、私の家では2カ月で交換しています。7月に設置したら9月に新しいものに交換し、冬を迎える11〜12月にはすべて片付けてしまいます。
3年続けるとほぼいなくなる!
この駆除法は効果てきめんで、毎年続けていると、室内で見かけるゴキブリの数は目に見えて減っていき、3年ほどでほとんどゴキブリの姿を見かけなくなります。でもそこでやめてしまうと、あっという間に元に戻ってしまうので、継続することが肝心です。
毎年ベイト剤を設置するとなると、それなりに費用もかかるし、屋外作業で蚊にさされながら設置するのはけっこう面倒です。でも「家からゴキブリを全滅させたい」と本気で思っているなら、試してみる価値は十分あると思います。
ここまでは床下へのゴキブリの侵入を防ぎ、卵を産ませない方法についてお話してきましたが、後編「ブレーカーからゴキブリの死骸が落下?キッチンをリフォームしたら増えた?暖を求める“奴ら”の意外な侵入経路と対策」では床下や敷地に入り込んだゴキブリが部屋の中に侵入してくるのを防ぐ方法について解説しています。そちらのほうもぜひ読んでみてください。
足立雅也(あだち・まさや)
害虫駆除や鳥獣対策を手掛ける「808シティ」代表取締役社長。
構成=中村宏覚
