小泉防衛相が7日未明に緊急会見を開き、自衛隊の戦闘機が中国軍の戦闘機から2度にわたりレーダーを断続的に照射されたと発表しました。
小泉防衛相:
航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為。強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れた。
6日午後4時半過ぎ、沖縄本島の南東の公海上で、航空自衛隊の戦闘機が中国軍の空母から飛び立った戦闘機からレーダーを断続的に照射されました。
また、自衛隊の別の戦闘機も午後6時半過ぎから断続的にレーダー照射を受けました。
7日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、中国の安全保障の専門家が「危険な行為」としてのレーダー照射を解説しました。
笹川平和財団上席フェロー・小原凡司氏:
(中国機のレーダーは)ただの捜索ではなく、少なくとも追尾というモードに入っていたのではないか。攻撃のためのモードに入りかけているという段階だと思う。
政府は、外交ルートと防衛当局のルートを通じて中国側に抗議しました。