非常に強い勢力の台風22号。
最大瞬間風速70メートルが予想されていて、気象庁が特別警報級の風とし最大級の警戒を呼びかけています。

台風が近づいている東京・八丈島の海岸には白波が立っていました。

漁港では台風に備えて船をロープで固定する作業が進められています。
勢力が大きいため、普段以上の対策を取っていました。

非常に強い勢力で日本の南の海上を北上している台風22号。
最新の進路予想では、勢力を保ったまま9日にかけて伊豆諸島に直撃する見込みです。

中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルの予報が出ていて、これは一部の住宅が倒壊するなどの恐れがあるほどの強さです。

気象庁 大気海洋部予報課長・立原秀一氏:
これまでに経験したことのないような暴風・高波の恐れがあります。自分の命、大切な命を守るため、早めに身の安全の確保をお願いします。

瞬間風速70メートルの台風とはどのような影響を及ぼすのか、50年前の1975年に過去最大の最大瞬間風速67.8メートルの台風が八丈島を直撃した後の映像では、暴風の影響で屋根が吹き飛び、吹き抜け状態になった建物や、周囲に木材や窓が散乱し積み重なっている様子が確認できます。

さらに近年では2019年、台風15号により千葉市で最大瞬間風速57.5メートルを観測。
市原市の住宅街では鉄製の支柱が根元から曲がり倒壊し、近隣の家屋を直撃しました。

現在接近中の台風22号は最大瞬間風速70メートルのため、同様の被害が起きる恐れがあります。

このあと、伊豆諸島では暴風だけでなく線状降水帯が発生する恐れもあり、厳重な警戒が必要です。

フジテレビ
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社会部
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