長崎県西海市で、地元の海の幸、山の幸が楽しめる「さいかい丼フェア2025」が10月1日から始まった。西海市の「おいしい」がぎゅっと詰まったオリジナル丼の数々。あなたの推し丼はどれ?
「さいかい丼フェア」西海市で開催
2007年に13店舗から始まった、長崎県西海市の「さいかい丼フェア」。

2025年10月に28回目を迎えた。期間中、西海市内20店舗で44種類のオリジナル丼が楽しめる。

長崎県西彼杵(にしそのぎ)半島の北部に位置する西海市は、豊かな山と海に囲まれ食材が豊富だ。
近海で獲れた新鮮な魚介を使った海鮮丼やブランド肉を使った肉丼をはじめ、各店で趣向を凝らした創作丼が提供される。
鮮度にこだわる土日限定の海鮮丼
丼といえば、なんといっても「海鮮丼」!

鮮度抜群のとれたて魚介類を贅沢に使用した「崎戸(さきと)丼」は、西海市崎戸町の天海の城(てんかいのしろ)で楽しめる。地元の漁協などで仕入れたイサキ、タイ、アジなどを中心に、8種類の刺身が贅沢に乗った丼だ。鮮度にこだわるあまり、店の営業は土日のみ。前日までに予約が必要だ。

天海の城には、フェアの中で最高値の6000円で提供する「御床島(みとこじま)丼」もある。8種類の刺身に加えて、地元産のイセエビが乗った、贅沢の極みと言える丼。前日までに要予約、注文は2人から。
大切に育てすぎる「みくりや牛」
丼は海鮮だけではない。

肉好きに食べてほしいのが、やきにく倶楽部の「みくりやさん家の牛すじ煮込み丼」。

“みくりや牛”とは、経産牛として役目を終えた母牛を半年かけて大切に育てて出荷する、愛情こもった和牛だ。市のふるさと納税返礼品にも選ばれている。
他の和牛と比べると味わい深いみくりや牛を一晩寝かせて、赤ワインでじっくり煮込み、あつあつの丼に仕上げた。食後に西海市特産の「いそしお」を使ったジェラートが付くのも嬉しい。
5日で100杯売れた「スイーツ丼」
不動の人気を誇るのが、フレージュ近藤の「フルーツプリン丼」。

10月1日以降、5日間で100杯売れる人気ぶりで、もはやフェアの定番となっている。丼の中にはプリン、クリーム、スポンジ。上にはシュークリームと西海市産の巨峰、シャインマスカット、ブルーベリー、ミカンが乗ったボリュームたっぷりの一杯。11月からは西海市産のいちごが加わり、この1杯で西海市のフルーツがふんだんに味わえる。
「丼」と言っていいんです!バーガー丼
2025年に新しくフェアに登場したのは、アメリカンカフェA510(えーごーいちぜろ)の「タワーバーガー丼」。

3段重ねの肉厚ハンバーガーを2つ積み上げたタワーの横に、フライドポテトがたっぷり。まさにアメリカンな丼だ。
各店アイデアたっぷり、独特のセンスも感じられ、見ているだけでも楽しくなる丼ばかりだ。
「マイ箸特典」でお得なサービスが!
ほとんどの店舗で利用できる「マイ箸特典」は、“割り箸ではない”「マイ箸」を持参することで、ドリンクバーや小鉢、コーヒーなどのサービスが受けられるお得なサービスだ。

例えば、大島町の寿し博で「マイ箸を持ってきた」と伝えると、茶わんむしが無料で付いてくる。

さいかい丼フェアはこれまで地元や長崎県内をターゲットにしてきたが、28回目を迎え、人気も知名度も徐々に上がってきた。今後は佐賀や福岡にも視野を広げ、より多くの人に丼を通して西海市の魅力を伝えていきたいと、西海市商工会の担当者は語る。
「さいかい丼フェア」は2025年11月30日(日)まで、西海市の各店舗で開催される。
https://saikaidon.studio.site/
(テレビ長崎)