公明党が自民党との連立政権から離脱する構えを見せています。
公明党の斉藤代表は10日午後、自民党の高市総裁と直接会談し、連立継続か離脱か最終判断します。
最新の情勢を国会記者会館から、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。
自公党首会談を前に、与党内ではすでに「離脱する流れだろう」との見方が急速に広がっていて、情勢は緊迫しています。
高市総裁は午前11時ごろ、自民党本部に到着し、午後2時前からの斉藤代表との会談に向けた準備を続けています。
ある公明党幹部は、企業団体献金の規制に関する公明党案を「自民党が100%のめないなら間違いなく連立を離脱する」と話しています。
一方、こうした状況でも自民党幹部は「丸のみはできない。ダメなら離脱は仕方ない」と話していて、党首会談は決裂するとの見方が強まっています。
政界では、公明党が離脱した場合の首相指名選挙にも関心が集まっています。
「公明党は閣外協力にまわる」と言う関係者もあり、最終的には高市総裁が指名されるとの見方もある一方、公明党が高市氏を指名せず数で多数を持つ野党側がまとまれば、野党から首相が誕生する可能性もあり、自公連立は正念場を迎えています。