八代市の小野泰輔市長は10月3日に開会した市議会の定例会で、前の市長が計画したアリーナ施設の整備について見直す考えを示した。また、小野市長は「8月の記録的な大雨からの復旧・復興に優先的に取り組む」と述べた。

記録的大雨からの復旧復興に最優先で

10月3日から始まった八代市議会の定例会で、小野泰輔市長は当選後、初めての所信表明に臨み「県政や国政に関わってきた経験と、培ってきた人脈を生かしながら、八代を子どもたちが誇れる町にしていくことが私に課せられた使命」と述べた。

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2025年8月の「記録的な大雨からの復旧・復興に優先的に取り組む」とも述べたほか、2020年7月豪雨で甚大な被害を受けた坂本町の復興についても力を尽くす考えを示した。

前市長計画のアリーナ施設整備を見直し

一方で小野市長は「5000人規模以上のアリーナを中心とした大規模集客施設構想について、整備方針を見直すこととした」と、前の市長が計画したJR新八代駅周辺の再開発に伴うアリーナ施設の整備について、「整備方針を見直す」と表明。

その理由については物価の高騰や、木村知事が熊本市の県立総合体育館を「アリーナ施設として現地で再整備する」方針を示したことを挙げた。

また、市長選で公約に掲げた八代市政の改革について、「信頼される市政を目指す」として、「情報公開の徹底を図ることで、オープンな市政を目指す」と述べた。

(テレビ熊本)

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