台風22号が通り過ぎた東京・八丈島では、次第に被害の状況が分かってきました。
八丈島から、フジテレビ社会部・林ひなの記者が中継でお伝えします。
9日明け方から昼前にかけては激しく降っていた雨はやんでいますが、風はいまだに強く吹いていて時折、体を押されるくらいの風が吹く時があるといった状況です。
台風による被害の状況も徐々に分かってきました。
強風で木が倒れたとみられる木が道路を完全にふさいでいて、規制線が張られている状況です。
こちらの道路は、八丈島の主要な道路だということで、9日は多くの車がこの状況を見て引き返していました。
また電線も木に絡み、垂れ下がっているのも分かります。
島内では未明から断続的な停電も発生するなど、住民の生活にも影響が出ています。
―― 他に被害の影響は?
島内を回ってみますと、停電の影響で一部の道路で信号機がつかなくなっていたり、ラーメン店の屋根やドアなどが飛ばされて、店内が散乱していました。
店長に話を伺うと「母から受け継いで20年以上営んでいるお店だった。覚悟はしていたけど、ここまでなるとつらい」と涙をにじませながら話してくれました。
他にも住宅の屋根が剥がれるなどの被害があり、住民らは復旧作業に追われています。
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