クマの目撃情報が増える時期を控え、鳥取県は被害防止に向け、9月から運用が始まった駆除のため街なかでも銃の使用が可能となる「緊急銃猟」の決定手順も盛り込んだ対応マニュアルを年内にまとめる方針を決めました。

10月3日、鳥取県庁で開かれた会議には平井知事や関係部局、県警本部の担当者が出席しました。

会議では県内でのクマの目撃情報は、9月末の時点で57件と過去5年間の平均112件の約半数にとどまっていることが報告されたました。
全国でクマによる被害が相次ぎ、県内でも例年、これから11月にかけて目撃情報が増える傾向にあることから、新たな対応マニュアルを策定する方針が示されました。

県はマニュアルにクマが出没した場合の緊急連絡体制のほか、9月から運用が始まった駆除のため市町村長の判断で、街なかでも銃の使用が可能になる「緊急銃猟」の適用を決める手順についても盛り込む方針です。

鳥取県・平井知事:
新しい「緊急銃猟」制度に即した動きを今シーズン初めてやってみることになる。
安心安全なふるさとになるために住民や関係者の協力をいただきたい。

県は11月、訓練を実施して「緊急銃猟」の一連の流れを確認して課題を洗いだし、市町村から意見を聞いた上で12月にマニュアルをまとめることにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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