後継者がおらずこれまで2度にわたり閉店の危機に追い込まれてきた入善町唯一の銭湯「観音湯」。

このほど富山市の立山鉱泉が経営を引き継ぐことになりました。

地元の憩いの場が守られることになり、地域住民も胸を撫でおろしています。

創業67年ー

地域の人に長く愛されてきた老舗銭湯「観音湯」。

これまで、後継者不在などで2度にわたり閉店に追い込まれ、地元の若手経営者でつくる合同会社が、「銭湯の火」を消すまいと経営を引き継いでいました。

しかし、従業員不足が続き、今年7月から新たな経営者を募っていたところ県内外の個人や企業8件の応募があり、実績をふまえて富山市で銭湯を経営する立山鉱泉が選ばれました。

*観音湯 竹内将大新店長
「まずは親しんでもらえるように僕自身が入善というまちに溶け込み、よりよいお店づくりができるようにしていきたい」

町で唯一の公衆浴場として再び引き継がれることになった観音湯。

銭湯経営のノウハウを持った立山鉱泉が引き継いだことで経営も安定することが見込まれ、明日からは、営業日も週4日から6日に増えます。

観音湯では今後、季節に合わせたイベントなどを実施する予定で、地域を巻き込んで盛り上げていきたいとしています。

富山テレビ
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