公明党の連立離脱表明から3日がたち、高市氏の首相選出か、それとも政権交代か。
首相指名選挙を控えて慌ただしくなってきています。
これまで与党が過半数を持っていた時は、野党の存在は文句を言うだけの存在と見られていましたが、今、与党過半数割れの中では、野党が責任ある政治の当事者になりました。
そんな中、“あの人”に話を聞きました。
この3連休、地方行脚を重ねたのは渦中のこの人。
次の総理は誰になるのか、注目が集まっている国民民主党の玉木代表です。
有権者:
自民党と違うところを見せてください!
国民民主党・玉木代表:
わかりました。頑張ります。
10日に公明党が自公連立から離脱したことで政界は大混乱。
現実味を帯びてきたのが、政権交代の可能性です。
来週行われる見込みの首相指名選挙について、公明党の斉藤代表は12日、フジテレビの日曜報道 THE PRIMEで「2回目の投票も棄権するか、自分の党の党首を書くというのが基本」と発言。
公明党が自民党の高市総裁に投票せず、立憲、維新、国民の主要3野党が連携すれば、数の上では高市氏を上回り、政権交代することになります。
立憲民主党は野党統一候補の1人として、国民民主党の玉木代表の名前を挙げ、野党共闘を呼びかけているのです。
当の玉木氏はこの週末、「内閣総理大臣を務める覚悟はいつでもあります」「覚悟はあります」と述べていました。
13日朝、渦中の玉木氏に単独インタビュー。
国民民主党・玉木代表:
(Q.今日は何時ごろに起床?)今日はいつもと同じ、5時くらいですね。(Q.朝ご飯は食べた?)今日は食べていません。
記者:
忙しいですね。
国民民主党・玉木代表:
メロンパンがある…ありとあらゆる…。昼ご飯まであるぞこれ!カレーパンもあるし。
食事をする時間は移動中だけ。
この3連休もスケジュールがぎっしりです。
1年前の衆院選直後に青井キャスターが直撃した際には、「ずっと売れない地下アイドルって言われていたので。(Q.ようやく今?)地上に出てこれるかな」と話していました。
13日、自身を巡る状況の変化について聞くと、「我々を押し上げていただいた国民の皆さんに感謝したいと思いますが、いわゆる“売れてない時”と今と比べて言っていることは同じなんです」と答えました。
その1つが安全保障など、国の基本政策だといいます。
国民民主党・玉木代表:
私を担ぐということであれば、とりわけ安全保障については(我が党と)ピタリ一致させないと、これ立憲民主党の問題なんですよ。
その後、遊説先の山口市で記者団に対し、立憲民主党との幹事長会談を行うことを明らかに。
一方で、気になるのは「立憲民主党も入るし、自民党さんともですね。明日、立憲とも自民ともやりたいと思いますね」という言葉です。
立憲民主党だけでなく、自民党とも幹部同士の会談を行いたいと話す玉木氏。
双方の出方を見極める考えなのでしょうか。
一方、憲政史上初の女性首相の座が不透明となった自民党・高市総裁。
3連休は公の場に姿を見せず…。
自民党は14日、所属国会議員全員が参加する会合を開き、公明党が連立から離脱した経緯などを説明する予定です。