岐阜県高山市の北アルプスの奥穂高岳で10月11日、フィリピン国籍とみられる3人が遭難し、1人が意識不明の重体です。
警察によりますと、11日午後7時ごろ、高山市奥穂高岳の山頂付近にある穂高岳山荘の従業員から、「『7人で登山をしていたが3人が到着していない』とフィリピン人女性から連絡を受けた」と通報がありました。
岐阜県警の山岳警備隊などが付近を捜索したところ、12日午前5時半ごろ、山荘から南におよそ170メートル離れた場所で、フィリピン国籍とみられる男女3人が見つかりました。
このうち40代の男性1人が意識不明の重体で、残る2人のうち男性1人は低体温症の症状がみられるものの、いずれも命に別条はないということです。
7人は、10日に上高地から登山を開始し、11日から下山中でした。