全国的に自民党が歴史的勝利を収めた今回の衆議院選挙で、宮崎県では野党候補2人が小選挙区で当選を果たした。全国とは異なる結果について専門家が分析。また、今回の選挙で争点の一つとなった消費税減税についても、国民は、期待する政策の行方を注視する必要性を訴えている。
小選挙区で野党から2人が当選
今回の衆議院選挙で、自民党は全国的に圧勝し歴史的勝利を収めた。宮崎県からは、小選挙区で3人、九州比例区で2人が復活当選し、計5人の衆議院議員が選出された。
宮崎1区 渡辺創(中道)
宮崎2区 長友慎治(国民)
宮崎3区 古川禎久(自民)
九州比例区 武井俊輔(自民)、江藤拓(自民)
小選挙区で野党が躍進した今回の選挙戦の結果について専門家は…

宮崎公立大学 有馬晋作名誉教授:
宮崎の結果には非常に驚いた。全国が高市旋風が吹いた割には、野党側がこれまでの実績をちゃんと積み上げてしっかり再選したということで。全国の傾向とは違うような傾向になったと思う。
また、有馬さんは「自民党の議員が復活当選した意義は大きい」と話す。高市政権について「案外、地方に対する政策がちょっと弱い」と指摘したうえで、「比例復活で自民党から2人が当選したことは、宮崎を含めた地方の声をしっかり届けられる。やりようによっては政策につなげられる」と述べた。
消費税減税の行方と高市氏の責任
今回の衆院選で争点の一つとなった消費税の減税について、自民党は飲食料品の消費税を「2年間に限りゼロ」と掲げたが、「実現に向けた検討を加速する」として減税を明言していない。

宮崎公立大学 有馬晋作 名誉教授:
今回圧勝の自民の結果は、国民は当然、消費税食料品ゼロを実施するんだと思っての1票でしょうから、そういう意味では、高市さんの責任は重大だと思う。
有馬さんは、国民が期待する政策が実現されるかどうかが、今後の重要な焦点となるとの見方を示している。

また高市総理は「国論を二分するような政策、改革に挑戦していきたい」と話していた。
宮崎公立大学 有馬晋作 名誉教授:
今回有権者の方々は、「信任」したと思ってるのが「一任」になってしまう可能性もあるので、国民はちゃんと議論してやってるかどうかも含めてしっかり見守って見届けないといけない。
また、自民党が大勝した一方で、宮崎県内の投票率は53.37%に留まり、有権者の約半数が選挙に参加しなかった事実も指摘した。この結果を踏まえ、「自民党は謙虚さを忘れないで欲しい」と述べ、今後の政権運営において、国民の声に耳を傾ける重要性を強調した。
(テレビ宮崎)