熊本市は10月1日からJR南熊本駅と花畑広場を結ぶルートで自動運転バスの実証運行を始めます。26日は大西熊本市長が試乗し、交通量の多い熊本市中心部の走行を体験しました。

【後藤祐太キャスター】
「いま大西市長を乗せた自動運転バスがJR南熊本駅を出発しました。このあと片側3車線の道路に入り、バスレーンを通ってサクラマチ熊本へと向かいます」

熊本市の自動運転バスは今年3月以降、熊本城周辺のルートで実証運行し延べ1000人が利用。

アンケートでは「再度、乗車したい」との回答が86%に上るなど好評だったとして、10月から新たなルートでの実証運行を始めることにしました。
【大西一史熊本市長】
「すごいよこれ、こんなに速いんだね」

新たなルートはJR南熊本駅を出発し、本荘中通り、花畑広場前のバス停に停車し、
サクラマチ熊本を周回して再び南熊本駅に戻る約5キロのルート。前回よりも運転性能がバージョンアップされ、今回は車線の多い道路でバスレーンを中心に走行します。途中、バスレーンから通常車線へと移る車線変更もスムーズにクリアしていました。

【大西一史熊本市長】
「いいねこれ、多くの人に体験してもらいたい」「車線変更や歩行者がたくさんいる所を通るが、非常に滑らかにほとんど自動運転。手動に切り替えることがなくて技術が〈前回の実証実験からこんなに上がるのか〉とびっくりしました」

自動運転バスの実証運行は10月1日から11月23日までの週4日、1日6便運行され、運賃は無料。乗車するには公式ラインでの事前予約が必要です。

熊本市によるとこのルートはバスレーンや歩者分離など走行環境がすでに整っているとして来年度には一部区間で完全自動化の『レベル4』での運行を目指したいとしています。

テレビ熊本
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