妻子ある職員と10回以上にわたるホテルでの密会が明らかになった群馬・前橋市の小川晶市長。
26日午前10時過ぎ、黒いシャツに赤いかばんを持ち、庁舎の裏口から登庁しました。
小川市長は26日の前橋市議会で、「私に関する一連の報道によりまして、市民の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くおわびを申し上げます」と謝罪しました。
24日に行われた緊急会見で男性職員とホテルを訪れたことを認めた小川市長。
前橋市・小川晶市長(24日):
私が特定の職員と複数回ホテルに行ったことは間違いありません。(Q.ホテルに通った回数)細かい記録は残していないんですけど、10回以上あったと思う。
その目的について、会見では「男女の関係はありませんが…」「その男性とは男女の関係というのはありません」と話し、「ホテルの中で仕事やプライベートの相談に乗ってもらっていた」と主張しました。
そして26日午後3時半ごろ、改めてカメラの前で会見を行いました。
会見前には「本日の会見は市長からの報告のみとし、報道機関の皆さまからのご質問はお受けしないかたちとします」と呼びかけがありました。
前橋市・小川晶市長:
ただいま議員の皆さまに今回の件について説明させていただきました。おととい、記者会見で話した内容と同じ内容になりますが、議会の皆さんに色々とご意見をいただきまして、今後のことについても考えていきたいと思っております。私からは以上です。
そして、報道陣の質問には一切答えず、足早に立ち去りました。
注目の進退について小川市長から説明を受けた市議会議長は、辞職の考えは示されなかったと明らかにしました。
群馬・前橋市 富田公隆議長:
「しっかり反省し、市民のために力を尽くしていきたい」という言葉だったので、今すぐ辞任されるような雰囲気ではなかった。
一方で、議員の一部からは辞職を求める声も上がっています。
さらに、この会見の前に行われた群馬県知事の定例会見で、山本知事は小川市長の説明に苦言を呈しました。
群馬県・山本一太知事:
10回以上ラブホテルで会っている。そこで男女の関係がありませんということを多分信じている人は1人もいない。どう考えてもおかしいんじゃないかと万人が思うような説明をしていることは強い違和感があった。正直にキチッと話をして、謝罪をした方がよかったと思う。