自民党の総裁選挙に立候補した小泉農林水産相は、自身の陣営の広報担当がインターネット上に投稿するよう陣営関係者に要請した応援コメント例の一部に、行き過ぎた表現があったとして陳謝しました。
自民党・小泉進次郎農水相:
(コメントの)参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、二度とこういうことがないように話をさせていただいた。再発防止を徹底をして、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたいと思う。
関係者によると小泉陣営の広報班長を務める牧島元デジタル相の事務所が、動画配信サイトに掲載されている小泉氏の動画に対して「ポジティブなコメントを書いてほしい」などと陣営関係者に要望し、例文として「去年より渋みが増したか」や「ビジネスエセ保守に負けるな」など24例を挙げていたということです。
小泉氏は牧島事務所の独自判断だったと報告を受けたことを明らかにしつつ、「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思う」と陳謝しました。
一方、総裁選挙管理委員会の逢沢委員長はSNSなどを通じて総裁選が盛り上がることは重要だとの認識を示したうえで、「応援のコメントを寄せることは必要なことで、あってしかるべきと思うが、陣営間の対立をあおることにならないように期待したい」と釘を刺しました。