収納の3つのポイント
毎日忙しいからこそ、時間と手間のかかる衣替えが簡単にできたら嬉しいですよね。そこで、片付けが苦手な私でもできている、取り出しやすくてしまいやすい衣替え収納の3つのポイントをご紹介します。
(1)個人別の収納場所をつくる

以前は、個人別に分けることなくテキトーに服を突っ込んでいたので、目当ての服を探すために全ての衣装ケースをひっくり返すハメに。しかし、シーズンオフの服を家族それぞれに分けて収納し、外から中身が分かるように名札を付けてから誰の服がどこに入っているのか一目瞭然になり、サッと目当ての服が見つかるようになりました。
(2)きちんとたたんでからしまう

服は、きちんとたたんでしまうことで限られた収納スペースを有効活用できます。また、余計な折りジワができなければ、着ようと思ったときにアイロンがけなど余計な手間もかかりません。

なお、衣替えでしまった服が来年も着られるように、衣替えの際には「防虫」や「湿気対策」は必須。せっかくしまっておいても、カビや虫食いで服がダメになってしまうと買い直さなくてはならなくなってしまいます。
(3)取り出しやすい所へ置く

衣替えは一度で終わるのが理想ですが、季節の変わり目は日によって気温の変動が大きく、しまった半袖が必要になったり、厚手の羽織が急に必要になることも。そんな時でもパッと使えるように、シーズンオフの服は、取り出しやすい位置に置いています。
作業を何回かに分けるとラクに
片付けが苦手だった頃の私にとって衣替えは、やるべき工程や作業が多く複雑な家事のひとつでした。しかし、海上保安庁で教わったことを思い出しながら、服の数を減らしたり、収納方法をシンプルにすることで、今では衣替えが家族4人分でも30分ほどで終わるように。

以前の私のように片付けが苦手な方は、部屋が散らかり過ぎないよう、家族全員分の衣替えを一気にするのではなく、一人分ずつ作業を進めたり、「今日は服の整理だけ」「服の入れ替えは明日」「防虫剤・除湿剤は夫に買ってきてもらう」など作業を分けると、さらにラクに衣替えができるようになりますよ。
川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。