国連総会の出席を終えた石破首相は、アメリカ・ニューヨークで記者会見に臨み、一連の外交の成果などを次の政権が引き継ぐことに期待感を表明し、帰国の途につきました。
石破首相:
この1年間、多くの首脳と意見交換をする。次の政権におきましても、この信頼関係というもの、あるいは問題意識の共有というものを引き継いでもらいたい。
石破首相は短時間の立ち話ながらトランプ大統領とも直接言葉を交わす機会の設定に成功し、関税交渉をはじめ、日米関係全般について「前向きな進展がみられる」との考えを日米両首脳で共有できたことも、次の政権に向けた石破首相の外交成果と言えそうです。
石破首相:
(Q. 自民党総裁選の候補について?)思いを共有し(政策を)発展させてくださる方、この1年間本当にともに汗し、ともに涙してきた方、そういう方々が多くのご支持を得られるということを個人的には望むところでございます。
野党との連立もあり得る次の政権が、石破首相の外交成果をどう引き継ぎ発展させられるか、総裁選候補者は課題を突きつけられているとも言えそうです。