「なんてこった・・・」
突然、陥没したのは総合病院の目の前にある道路。

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穴の大きさは幅30メートル、深さ50メートルにも及んでいる。

周囲の道路を巻き込みながら一気に…

記者リポート:
病院の前の道路が大きく陥没してしまっています。あちらに見える車、今にも穴に落ちてしまいそうです。

タイの首都バンコクで日本時間午前8時半ごろ、大規模な陥没事故が発生した。

これは最初の陥没が発生した直後の映像。

陥没した穴にたまっていた水がみるみる減っていった次の瞬間、周囲の道路を巻き込みながら一気に崩れ落ちた。

現場周辺に住む男性:
寝ていたら車がぶつかったような音がしたので、窓を開けて外を見ました。地面が崩れたことを知り、私は走って階段を下って逃げました。財布も置いてきて死ぬ気で逃げました。とても怖く、震えてどうしたらいいかわからなかったです。

穴の崩落はその後も続き、陥没範囲は拡大。

また電柱が崩れるなどして停電も発生し、病院では外来の2日間休診の措置がとられた。

病院に来た女性:
驚きました。病院に入ろうとしたら、看護師から電柱が折れて停電しているから休みと言われました。仕事を休んできたのに、時間の無駄になりました。

消防当局は、病院の入院患者や周辺住民を避難させるとともに警戒を呼びかけている。

記者リポート:
陥没した穴の近くまで来ました。車が今にも落ちそうです。穴の方を見ると電柱が崩れていて、水道管でしょうか、水が噴き出ています。

電気に加え水道も止まり、市民生活に大きな影響が出ている。

現場周辺で店を営む男性:
蛇口をひねっても水が出ません。当局によって水が止められているんです。トイレが使えないので不便です。

この陥没事故により車3台が穴に落ちるなどしたが、けが人はいないという。

現場付近では地下鉄の建設工事が行われていたということで、警察などが陥没との関連を調べている。
(「イット!」9月24日放送より)

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