イランの核開発問題をめぐり国連制裁の再発動が迫る中、イランのペゼシュキアン大統領は核兵器保有を目指さない姿勢を改めて強調しました。
ペゼシュキアン大統領は24日、国連総会の一般討論演説に臨み、「イランは決して核兵器を求めておらず、今後も求めることはない」と訴えました。
核合意違反を理由にフランス、イギリス、ドイツの3カ国が手続きを進めるイランへの国連制裁は9月末にも再発動する見通しで、ペゼシュキアン大統領は「国際的な正統性を持たず、国際社会の承認を得ることはない」と反発しました。
この日、ペゼシュキアン大統領と会談したフランスのマクロン大統領は「我々の要求を改めて明確にした」としていて、制裁回避に向けた歩み寄りは見られていません。