入山規制が続く岩手山について今後の対応を協議する岩手県の会議が、9月24日に開かれました。
火山活動が落ち着いている東側の登山道について、2026年7月の規制緩和を目指し安全対策を講じていく方針が示されました。
24日の会議には専門家をはじめ県や自治体の担当者など約30人が出席しました。
岩手山を巡っては2024年10月、噴火警戒レベルが2に引き上げられ、現在も入山規制が続いています。
8月開かれた県の検討会では、火山活動は全体的に低下傾向にあるものの、山の西側の大地獄谷周辺で水蒸気爆発の危険性があるとの見解が共有されていました
。
これを踏まえ、24日は県の担当者から火山活動が落ち着いている東側の登山道について、2026年7月1日の入山規制緩和を目指して、安全対策を講じていく方針が示されました。
具体的には、西側につながる登山道の分岐点3カ所に立ち入り禁止の看板を設置するほか、登山届の提出の徹底を周知するとしています。
県防災課 久保和重総括課長
「西側の方にどのように(登山者が)入らないようにするかが一番大事。看板の表示内容や登山届の徹底をどのようにするかしっかり詰めていきたい」
入山規制緩和については早ければ2026年5月ごろ、県の協議会で判断する予定です。。