害虫が運ぶ病原菌によって、ミズナラなどが枯れる「ナラ枯れ」が北海道函館市で、初めて確認されたことがわかりました。
「青々とした木々が生い茂る中で、こちらの木だけ葉っぱが枯れてしまっています」(阿部空知記者)
害虫の「カシノナガキクイムシ」が運ぶ菌により、ミズナラなどが枯れる現象、「ナラ枯れ」。
9月2日、函館市の見晴公園で、管理員が巡回中にコナラの木が枯れ、根元に大量の木くずが出ているのを見つけました。
樹木医が詳しく調べたところ「ナラ枯れ」と診断されました。
市が調べたところ、街路樹や2つの公園にある計70本のナラ類の木で「ナラ枯れ」が確認されました。
「毎日の巡回でこの木こういう状態だったかなと異変に気づいた」
「上の葉っぱが赤いような茶色のような感じで簡単にいうと枯れてるかな」(函館市住宅都市施設公社公園管理部 豊田徳子さん)
「ナラ枯れ」が進むと、倒木の恐れもあることから、市は道と連携し、処理方法などの対策を検討するとしています。
函館市で「ナラ枯れ」が確認されたのはこれが初めてです。