宮城県は19日、大崎市の飲食店「焼き鳥しぶや家」で、カンピロバクター属菌による食中毒が発生したと発表した。
県によると、9月10日にこの店舗で飲食した男性6人のうち、4人が下痢や腹痛などの症状を訴え、医療機関を受診。
検査の結果、2人の便からカンピロバクター属菌が検出された。
発症した4人はいずれも入院はしておらず、快方に向かっているという。
保健所は、「焼き鳥しぶや家」に対し、9月22日から24日までの3日間の営業停止処分を出し、食材の取り扱いなどを調査している。
カンピロバクター属菌は、加熱不足の鶏肉に多く含まれ、下痢や腹痛、発熱などの症状を引き起こす食中毒菌で、重症化すると敗血症や髄膜炎を発症するおそれもあるとされている。
県は、肉類を十分に加熱して食べるよう注意を呼びかけている。