自民党の総裁選挙が22日に告示され、午後に候補者5人による演説会が行われました。
物価高対策などを訴えました。
自民党・小林鷹之元経済安保相:
中間層や現役世代をしっかりと後押しする税制改革を行います。そして、それまでの間は上限を設けつつ、いわゆる定率減税を実施します。
自民党・茂木敏充前幹事長:
地方が地域ごとの課題ニーズに応じて自由に使える生活支援特別地方交付金、これを創設し。
自民党・林芳正官房長官:
この国の舵取りをさせていただきたい。実質賃金を1%ずつ上昇させていく。これを定着させる。
自民党・高市早苗前経済安保相:
日本を今一度洗濯します。補助金制度、いっぺんすっきりさせて大掃除をして、本当に役立つものを絞り込む。
自民党・小泉進次郎農水相:
物価高対策の検討にあたっては、国民の皆さんの声を丁寧に聞いてまいります。まず与野党で合意のあるガソリン暫定税率の廃止に取り組みます。
22日に告示された総裁選は、この5人の候補者による論戦が繰り広げられ、10月4日に投開票が行われます。
「国会議員票」と「党員票」それぞれ295票の、合わせて590票で争われる見通しで、2024年の総裁選で石破首相が獲得し党員票全体の3割に当たる、いわゆる「石破票」の行方も注目されています。
また今回の総裁選では、衆参両院ともに少数与党となる中、物価高対策をはじめとする経済政策のほか、野党との連携の在り方や、政治とカネの問題を受けた党の改革なども争点となります。
宮司愛海キャスター:
総裁選告示、そして5人の演説ですが、どんなところに注目されましたか?
SPキャスター・岩田明子さん:
今回、高市さんですね。出馬表明の時から、またさらに内容をリニューアルしていたところ、「坂本龍馬」ですとか「万葉集」を引用するなどが特徴的だったなと思いますね。一方、小泉さんは改革ですとか、それから一致結束という思いがすごく前面に出ていて、政策の方は安全運転なんですが、思いが強く伝わる印象でした。
宮司愛海キャスター:
それぞれのキャラクターもよく出ていた演説会だったと思います。