子どもらが患いやすい「伝染性紅斑」いわゆる「りんご病」で、愛媛県内で9月14日までの1週間に確認された患者が調査開始以来の最多になっています。特に保健所のエリア別では中予で多発し、西条と今治で急増しています。

「伝染性紅斑」は小児に多い流行性の発しん性の病気。ヒトパルボウイルスの感染で患い、ほおがリンゴのように赤くなる発しんが現れることから「りんご病」とも呼ばれています。微熱やカゼなどの症状も見られ、発疹は1週間程度で消えるとされています。

愛媛県の19日の発表によりますと、「伝染性紅斑」の今年の感染者は5月中旬から増え始め、9月14日までの1週間に1医療機関の平均で3.81人を確認。前の週から0.31人増え、1999年の調査開始以来で最多になっています。

保健所別では中予が最も多く10.00人。次いで今治が6.00人で前の週から1.00人増加。西条が5.50人で2.25人増えています。ほかは松山市2.71人、八幡浜2.00人、宇和島と四国中央は1.00人以下です。

この病気はおおむね5年のペースで流行を繰り返していて、妊婦が感染すると流産や死産などを引き起こすことがあり、特に注意が必要ということです。

愛媛県は液体の石けんを使った手洗いなどでの予防を呼びかけています。

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テレビ愛媛
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