愛媛県もお彼岸のシーズン。お彼岸の「お供え物」の定番といえば「おはぎ」です。ただ原料のコメの価格が高騰。松山市の老舗は去年の2倍になったとし「値上げを検討しないと」と話しています。

彼岸といえば先祖への「お供え物」として定番の「おはぎ」。松山で75年以上愛される老舗「甘味処みよしの」には、県外の観光客も人気の「五色おはぎ」を買い求めていました。

東京から訪れた女性:
「松山に旅行に来てせっかくだから、『みよしの』のおはぎが有名なので来てみたいと思って寄りました。ちょうどお彼岸のタイミングですし、より味わえるかなと思って」

「おはぎ」をひとつひとつ手作りしているのは、創業者の孫娘となる三代目の三宅利江子さん。コメともち米を混ぜて作ります。しかし祖母の味を守り続ける老舗にも、材料のコメの価格高騰の影響が出ています。

三宅利江子さん:
「(コメは)去年よりもだいぶ値上がりはしてますね。2倍弱位。しばらく値上げはしてないんですけど、ちょっと検討していかないといけないかなという感じです」

コメ5キロあたりの全国の平均価格は9月8日の週が4275円。前の週から120円上昇しています。

「みよしの」の「おはぎ」は一つ五個入りで700円。材料費に無駄が出ないよう、1日に作る個数を日によって調整しているということです。

三宅さんは「大変だけど仕方ない。何とかやっていけたら」と話しています。

#愛媛県 #松山市 #供え物 #みよしの #老舗 #甘味処 #名物 #グルメ #米 #価格 #物価 #値上げ

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。