東京・お台場の発展を“交通”で支えてきた「ゆりかもめ」が、まもなく開業30周年を迎えます。

1995年11月、新橋とりんかい副都心を結ぶ交通機関として誕生した「ゆりかもめ」。

最大の特徴は「全自動無人運転」です。

開業時には、その珍しい乗り物を一目見ようと多くの人が駅に集まりました。

開業時の乗客:
景色とかきれいだったし、揺れないし、安心して乗れました。

その1年後には乗客1000万人を突破。
フジテレビ社屋のイベントでも取り上げられました。

それから、お台場の発展とともに歩んできた「ゆりかもめ」は11月1日に開業30周年を迎えます。

10月25日には記念イベントが開かれ、目玉は10年ぶりに一般公開される「車両基地」です。

普段は入れない「車両基地」を間近で見られる参加者応募の締め切りは9月24日です。

そしてもう1つ話題になっているのが、1980年代のシティポップ風に描かれたイラストの「ゆりな」さん。

「ゆりかもめ」30周年の広報を担当するイメージキャラクターとして駅構内、車両内のポスターのほか、公式SNSなどにも登場しています。

ゆりかもめによりますと、「ゆりな」さんは東京・江東区出身。
小さいころから「ゆりかもめ」のファンで、今回30周年を迎えるにあたり、自ら広報の仕事を志願したということです。

株式会社ゆりかもめ 総務部 連携企画課長・南部聡さんは「株式会社ゆりかもめは、2025年11月1日に開業30周年を迎えます。これまでご利用いただいたお客様そして沿線の企業の皆様に心より感謝申し上げます。皆様への感謝の気持ちを込めて、各種イベントなどを企画しています。10月25日には、10年ぶりに車両基地を一般公開する『車両基地公開イベント』を開催します。普段は立ち入ることのできない施設の内部を間近でご覧いただける貴重な機会です。ぜひご応募ください。また、30周年を盛り上げる広報担当キャラクター『ゆりな』も活躍中です。駅構内や車内のポスターにも登場していますので、ぜひチェックしてみてください」とコメントしています。