愛媛県内の小中学生に考えてもらおうと、今年も専門家を講師に招き行われるライブ授業「えひめいじめSTOP!デイplus」が11月に行われます。この事前授業として四国中央市の中学校で16日、生徒たちが「いじめ問題で自分に何ができるのか話し合いました。
愛媛県教育委員会の担当職員:
「色んな話を聞くなかで、これまでの自分がどうだったかということを自分で自分に問いかけながら時間を過ごしてほしい」
ライブ配信授業「えひめいじめSTOP!デイplus」は、愛媛県教育委員会が専門の講師を招いて、小中学生を対象に2021年から毎年実施。本番を前に川之江北中学校では事前授業が開かれました。
事前授業では1年生約130人が5人ずつのグループに分かれ、いじめが起こる原因を話し合いました。
男子生徒:
「(いじめは)自然に起こるんではなく、その人とその人がケンカみたいになって、いじめみたいなのが起こるかもしれない」
生徒たちは過去の経験を振り返りながら、いじめが起きる原因について考えました。
グループの討論:
「(いじめを)やろうと思ってしよんじゃなくて、最初は『いじる』みたいな感じで『いじめ』ってなるということ?そんな感じなのかな」
「しっかり自分の意見が言えてないのもあるし、言えない環境を作ってる私たちも悪いよ、というのがあるんじゃないかな」
そしてグループごとに出し合った意見をまとめ発表しました。
グループの意見を発表する生徒:
「自分がだめだったり、いい結果を残した人に八つ当たりして、いじめになることがあると思います」
愛媛県内の学校でのいじめの認知件数は、2022年度の1979件に対し23年度には2434件と455件増加。県教委はこれまでの取り組みにより、いじめの認識が進み、表面化しやすくなったのではないかと分析しています。
今年の「えひめいじめSTOP!デイplus」は11月20日に行われ、愛媛県内全ての小学6年生と中学1年生を対象に配信される予定です。
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