今季3戦目に挑んだ、鍵山優真は2位。ショートでは、演技中に足がつるというアクシデントが発生する。演技を中止するという選択もあったが、観客の応援も力にして続行を決意した。

ロンバルディア杯で2位の鍵山優真
ロンバルディア杯で2位の鍵山優真

その後は気迫の滑りでジャンプ3本を全て着氷。迎えたフリーでは試合前に痛めた左足首の影響で4回転ジャンプ2本の構成に落とした。

鍵山の今季のフリーは『トゥーランドット』
鍵山の今季のフリーは『トゥーランドット』

それでも、質の高いパフォーマンスで演技構成点は全体唯一の90点台をマーク。「再びイタリアの舞台で『トゥーランドット』を披露したい」と確かな収穫を胸に前を向いた。

優勝したイリア・マリニンは異次元の演技を披露
優勝したイリア・マリニンは異次元の演技を披露

優勝を飾ったのは“4回転の神”ことイリア・マリニン。

ショート、フリーともに彼しか跳べない4回転アクセルは回避するも、フリーでは冒頭の4回転フリップをほぼ満点に近い4.95点の高い出来栄え点を獲得するなど、異次元の演技を披露。合計306.65点と2位に20点近く差をつけ今季一勝目を飾った。