2025年1月から2月にかけて、高病原性鳥インフルエンザの発生が全国的に相次いだことを受けて、岩手県内では盛岡市と県北地域が、国の対策強化地域に指定される見通しとなりました。

9月16日は高病原性鳥インフルエンザへの対策を強化するための県の会議が開かれ、専門家や県養鶏協会の会員などが出席しました。

高病原性鳥インフルエンザは、2025年1月から2月にかけて14道県で51件相次いで発生していて、県内でも盛岡市と軽米町であわせて5件発生しました。

こうした状況を踏まえ、国は発生リスクの高いエリアを新たに対策を強化する地域に指定する方針で、16日の会議では盛岡市と、養鶏場が集中している県北地域が2026年1月までに指定される見通しであることが説明されました。

指定された地域では、ため池に野鳥が飛来しないよう糸を張り巡らすといった養鶏場の外での対策などが求められます。

県農林水産部 照井富也農政担当技監
「(養鶏場が)密集している地域だと(鳥インフルエンザが)発生しやすいので、農場だけでなく地域として発生しにくい対策を取ることが大事」

また16日は専門家が野生動物が侵入しないよう、鶏舎の周りにネットを設置することなどを呼びかけました。

岩手めんこいテレビ
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