岩手県はクマによる人身被害の防止や高温・渇水対策の費用などを盛り込んだ補正予算案を発表しました。
一方で公共事業費のマイナスにより一般会計は13億円余りの減額となりました。

達増知事は9月16日の会見で2025年度の一般会計補正予算案を発表しました。

このうち9月1日の改正法の施行によりクマが市街地に出没した場合、市町村の判断で猟銃を使用できるようになった「緊急銃猟」について、ハンターの日当などの経費に500万円が計上されました。

達増知事
「(緊急銃猟を)やろうと思えばやれるようになっているので、そのとき金がないということにならないよう予算の確保ということでの補正予算」

また土地改良区の高温・渇水対策に要した経費の補助が新たに設けられ、これに3000万円が、ICT機器の導入など業務効率化に取り組む医療機関への補助として5億600万円が計上されています。

一方で国からの補助金が県の想定より少なかったことから公共事業費35億円余りがマイナスとなり、一般会計は差し引き13億円余りを減額する補正予算案となりました。

補正予算案は9月25日に招集される県議会9月定例会に提出されます。

岩手めんこいテレビ
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