ことし5月、熊本市の自宅で覚醒剤を使用した罪に問われた元薬学部生の男に、熊本地裁は、きょう執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、熊本市中央区坪井の酒井 宏樹 被告(21)です。
判決などによりますと、酒井被告は熊本大学の薬学部生だったことし5月、自宅アパートで覚醒剤を所持・使用したものです。
初公判で、酒井被告は起訴内容を認めていました。
16日の判決で、熊本地裁の中田 幹人 裁判官は、「SNSをきっかけに覚せい剤に興味を持ち、犯行に及んだ安易な動機に酌量の余地はない」と指摘。
一方で、「依存性や常習性は認めがたく、反省を示している」などとして、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。