2025年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災について、県庁では9月16日、復旧・復興推進本部の会議が開かれ、県のまとめた被害額が39億4200万円余りに上ったことが報告されました。
16日に行われた復旧・復興推進本部の会議には、達増知事ら約20人が出席しました。
会議では、2025年2月に発生した大船渡市の大規模な山林火災の被害額が、8月22日時点で39億4200万円余りに上ったと報告されました。
前回の6月の会議で報告された被害額から12億5700万円ほどの増加です。
報告によりますと、下草や木が焼け山の保水力が低下する「林地荒廃」のエリア10カ所分の被害額が約11億4700万円、林業機械への被害が約8900万円などが今回新たに加わったということです。
達増知事
「(森林再生には)ある程度時間はかかるが、協力や連携の体制をつくりながら進められれば良い。いろいろ工夫しながら進めていきましょう」
森林被害の詳細な規模については現在も調査中で、県は10月中に被害規模をまとめたいとしています。