吉野ヶ里町の男性職員が町長からのパワハラを訴えて死亡した問題で、第三者委員会が町長の発言をパワハラと認めました。
この問題は去年4月、町の当時の財政協働課長の男性が、伊東健吾町長からのパワハラを訴え、その後死亡したものです。
町は「パワハラではない」と判断していましたが、今年6月に第三者委員会を設置し調査していました。
第三者委員会は16日調査報告書を公表し、町長が男性に対し「俺が代えてやる」など唐突な配置転換ともとれる発言をしたことについて「精神的に苦痛を与えられ就業する上で看過できない程度の支障が生じた」としてパワハラと認定しました。
一方、第三者委員会は、「パワハラと申出人の死亡との因果関係については、調査及び検討の対象とはしていない」としています。
報告書を受け、伊東健吾町長は、「提出された報告書を真摯に受け取め、まずはご遺族にお詫び申し上げます」とコメントし、あさって18日に記者会見を開くとしています。