岩国基地での実施が発表されたアメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練について、岩国市の福田市長は、16日、訓練を実施しないよう中谷防衛大臣に申し入れました。
岩国市の福田良彦市長らは16日、中谷元防衛大臣を訪問し要請書を手渡しました。
要請ではアメリカ軍の空母艦載機による離着陸訓練、いわゆる「FCLP」が岩国基地であすから今月26日の日程で行われるのを前に、訓練の中止を求めています。
これまで訓練が行われていた硫黄島は噴火活動が続いているとして25年ぶりに予備地の岩国基地での実施が発表されました。
「FCLP」では戦闘機の離着陸が繰り返され激しい騒音を伴うことから岩国市は、訓練の実施を容認していません。
要請に対し、中谷大臣は「訓練はやむを得ない」と回答し、騒音の影響が最小限となるようアメリカ側に引き続き、申し入れる考えを示しました。
【岩国市・福田良彦市長】
「一層の負担を強いるという話になりますので断固受けられないことを改めて強調させていただいた。あす以降、その動向は注視していきたいと思っています」
※陸上空母離着陸訓練(FCLP)… Field Carrier Landing Practice