岡山理科大学などの研究チームがおととし発見した
「魚竜」の化石を学内の博物館で
13日から特別公開しています。
こちらが魚竜の化石が発見された岩石です。
表面には肩甲骨や肋骨など4つの化石が見えていて
X線で解析すると21の化石を確認することができます。

形状から研究チームが類推した魚竜の姿はこちら。
魚竜は恐竜時代に海で生活していた爬虫類で
化石の発見は、西日本では初めてで、国内でも2例目。
訪れた人は太古の生物に思いをはせていました。

(訪れた人は)
「イルカに似ているけど全く違う生き物ということで
 詳細が分かっていくのが楽しみ」

当初は高梁市で発掘された二枚貝の化石として
市内の美術館で展示されていましたが
岡山理科大学の加藤敬史教授が
魚竜の化石が含まれていることに気付きました。

(岡山理科大学生物地球学部加藤敬史教授)
「骨の特徴が分かると肩甲骨の特徴を今までに見つかっている
 魚竜とどう類似しているか
 異なっているかを見て正体に近づけると思う」

展示は9月27日までで、その後、更に調査を進め
種類の分かっていない骨の解明を行うということです。

岡山放送
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