温かみのある独自の作風で親しまれている倉敷ガラスの創始者小谷眞三さんの作品を紹介する展覧会が倉敷市で開かれています。

やわらかな色合いのガラス作品 倉敷ガラスです。

会場には、広島県民藝協会会長を務めた角田長三多さんのコレクションを中心に倉敷ガラスの創始者小谷眞三さんと息子の栄次さんの作品など53点が展示されています。

こちらは小谷さんから角田さんに贈られたお経を入れるための容器「経筒」です。角田さんが倉敷民藝館初代館長の外村吉之介の書と身近に置いて楽しんでいたという逸品です。

61年前に小谷さんが始めた倉敷ガラス。ひとつひとつ手仕事で作られた吹きガラスの作品はどれも独特の温かみが感じられます。

(きび美ミュージアム 子川さつき学芸員)
「使ってもらいたいという思いで作られていると思うので今回はミュージアムで展示という形だがその魅力を見てもらい暮らしの中で取り入れたらどういう風になるかというのも想像しながら見てもらえたら」

小谷眞三展は、10月5日まで倉敷市のきび美ミュージアムで開かれています。

岡山放送
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