岡山県産の新米が出回り始めました。2024年より4割ほど高く販売する小売店もありますが、消費者は秋の楽しみにの1つとして手に取っていました。

(三竿雅義記者)
「実りの秋を迎えました。小売店には新米が出始めましたが今年(2025年)の価格、どうなっているのでしょうか」

JA晴れの国岡山が運営する総社市の直売所「旬感広場」では、9月11日から岡山県産コシヒカリの新米を販売しています。

(旬感広場 祢屋孝宏店長)
「たくさんの客に多く買ってもらっている。消費拡大に向けて価格設定した」

店によりますと、2025年の販売価格は5キロで4570円。24年の同じ時期の3240円と比べると4割ほど高くなっています。店では価格を見ながら購入を見送る人もいましたが、秋の楽しみの1つとして高くても手に取る人が多く見られました。

(購入した人は…)
「新米でこの値段なら安いと思う」
「コメは食べるので高くても買う」

農林水産省が発表した全国のスーパーで販売するコメの最新価格は5キロで3891円と、前の週から115円上昇しています。出回り始めた新米が価格に影響していると見られています。

岡山では農家に仮払いする新米の概算金が24年より5割高い約3万円となっていて、仕入れ値の上昇分が店頭価格に転嫁された形です。

JAによりますと今は県北部の早生品種が出回っていて、今後、県南部の銘柄米が出てくると少し安くなるのではないかということです。

岡山放送
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