アメリカにある韓国企業の工場で拘束された日本人や韓国人の労働者約300人が12日午後3時半頃、韓国の仁川空港に到着しました。
12日午後3時半頃、アメリカのアトランタ空港から韓国の仁川空港にチャーター機で到着したのは、韓国人316人、日本人3人を含む330人です。
空港に到着した330人はアメリカ南部ジョージア州にある韓国企業のバッテリー工場で4日、不法就労などの疑いで当局に拘束され施設に収容されていましたが、日本時間11日午後に釈放されました。
今回の工場の摘発はアメリカのトランプ政権による不法移民の取り締まりの一環で、韓国の聯合ニュースは拘束された労働者は短期の商用ビザや観光ビザ、ビザ免除プログラムの一種であるESTAを通じて入国したケースが大多数で、これが違法とみなされたと伝えています。
一方、専門人材の就業ビザの取得は企業側の負担も大きく、韓国の李在明大統領も11日の会見で「今の状態なら韓国企業はアメリカへの直接投資を躊躇せざるを得ない」と懸念を示しています。