ホームゲームは全試合、満席となっているサッカーJ1、ファジアーノ岡山。今、課題となっているのがスタジアムのトイレ不足です。課題解決に向けて、あるトイレが設置されました。

(中西源太記者)
「こちらが岡山県総合グラウンドに新たに設置されたトイレです。中には洋式の水洗トイレが備わっていてスペースも広く快適な作りとなっています」

新たに設置されたのは、コンテナ型の「移動トイレ」2台です。水洗の個室洋式トイレを4基ずつ備えていて、イベント参加者の男女比に応じて、男性用と女性用を切り替えることができます。

サッカーJ1リーグ、ファジアーノ岡山のホームゲームなど大人数が訪れる大規模イベントでトイレ不足が課題となっていたことを受け、県が3200万円をかけて整備しました。

このトイレは移動式となっていて、県内だけでなく全国各地で災害が発生した時には大型トラックに載せて被災地まで運び、避難所で活用することもできます。

(岡山県危機管理課 森藤賢司課長)
「トイレ不足の解消に役立つので、多くの人に使ってもらい、災害時の移動用トイレだということを認識して普及啓発につながれば」

移動トイレは9月13日のファジアーノ岡山のホームゲームから利用することができ、おかやまマラソンなどの大規模イベントでも使用することを想定しています。

岡山放送
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