秋田県議会の9月議会が8日に開会し、一般会計の総額で9億5000万円余りの補正予算案が提出されました。大雨被害に関する予算については準備が整い次第、追加提案される見通しで、鈴木知事は「早期復旧に向け全力で取り組む」と述べました。
8日に開会した9月県議会には、一般会計の総額で9億5686万円の補正予算案が提出されました。
予算案には、クマが市街地に出没した場合に市町村の判断で猟銃を使用できる改正鳥獣保護管理法の新たな制度「緊急銃猟」が施行されたことを受けて、体制の整備に関する自治体への支援として約100万円が盛り込まれました。
また、8月からの大雨被害については準備が整い次第、追加提案する方針です。
鈴木知事:
「現在、県内各地の被害額について調査を進めているところであり、早急に関連予算を編成の上、国や市町村と連携しながら、被災された方々の生活や事業の再建を支援するとともに、被害のあった道路、河川、農地等の早期復旧に向け、全力で取り組んでいく」
このほか、6~7月にかけての深刻な水不足で被害を受けた農家に対して、水の確保に関する経費などの支援に約6400万円、マーケティングの手法を取り入れた事業の推進に約1400万円が計上されています。
9月県議会は10月3日までで、9月12日から一般質問が始まります。