2023年に亡くなった熊本・八代市出身の歌手・八代亜紀さんのゆかりの品々を紹介する『想い出ギャラリー』が8月2日に八代市役所1階にオープンした。また、この日は八代さんを顕彰する記念碑もお披露目され、多くのファンが、ありし日の姿を偲んだ。
『八代亜紀 想い出ギャラリー』オープン
8月2日に八代市役所1階にオープンした『八代亜紀想い出ギャラリー』。2023年に亡くなった八代さんのゆかりの品々が常設で展示されている。

ギャラリー中央にはステージ衣装が飾られているほか、『舟唄』や『雨の慕情』など、八代さんのヒット曲のレコードのジャケット写真も展示されている。ファンは「亜紀ちゃんが帰ってきたみたいで、すごく涙が出ました」と話した。

また、紅白歌合戦の出場トロフィーや日本レコード大賞金賞のメダルなども見ることができる。
『ル・サロン』で入選作品のレプリカも
一方、画家としても活躍した八代さんを紹介するコーナーも。ギャラリーの一角にはフランスの美術展『ル・サロン』で入選した作品のレプリカなどが展示されている。

オープン初日は、県内外から多くのファンがギャラリーを訪れ展示品を眺めながら、八代さんのありし日の姿を偲んでいた。

神戸から来たファンは「もう泣きそうです。本当に。子供の頃から私の心の支えは亜紀ちゃんだったので…」と話す。
「歌は命、そして絵はそれを支える精神」
また、この日、八代市役所近くにある『お祭りでんでん館』横の広場では八代さんの記念碑もお披露目された。

記念碑には「私にとって歌は命そして絵はそれを支える精神なのです」という、八代さんの言葉が刻まれている。

今回オープンしたギャラリーとお披露目された記念碑は八代さんの功績を後世に残そうと、八代市と地元の経済団体でつくる実行委員会が整備。製作費は、ふるさと納税やクラウドファンディングで寄付を募り、全国のファンから1億円を超える金額が寄せられたという。
(テレビ熊本)