北海道を中心に活動するアイドルグループ「タイトル未定」の阿部葉菜さんと冨樫優花さんが、UHB「いっとこ!みんテレ」(北海道ローカル)にスタジオ出演した。谷乃愛さんと今年1月に加入した新メンバー・多田萌加さん、山下彩耶さんを加えた5人での初の新曲「空」のMV撮影や8月に出演するフェスについて、番組とインタビューで語ってもらった。

 新メンバー加入後のグループについて、阿部さんは「本当に賑やかになりましたね。5人になると、純粋に盛り上がっていくというか、楽屋もステージも全部楽しい」と話した。
 
 そして新曲「空」については「タイトル未定が7月18日で観客デビューライブから丸5周年を迎えたんですけど、その中でいろんな夢をかなえてきた。でも、まだまだ慣れずに突き進んでいくぞっていう思いが込められています」とコメントした。

 ダンスもダイナミックで、MVも広大な土地で撮影されており、力強いダンスとストレートな歌詞が注目ポイントのこと。『慣れるなよ 僕を塗り替えてゆけ』という歌詞が曲の最後にあって、『タイトル未定』の決意が込められています」と語ってくれた。

冨樫優花さん(左)と阿部葉菜さん(右)
冨樫優花さん(左)と阿部葉菜さん(右)
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ダイナミックなMV撮影「ギリギリまで踊った」

 新曲「空」のミュージックビデオ(MV)は浜中町で撮影されました。冨樫さんは「札幌から車で5~6時間かかる場所なんですけど、“ザ・北海道“というロケーションで、朝から夜までかかりました」と振り返った。

 阿部さんも「晴れてラッキーでしたが、帰りはマネージャーさんが疲れながら運転していました」と現場の様子を明かした。

 冨樫さんは「日が落ちるまでの時間が限られていたので、1ヶ所1ヶ所の撮影が結構タイトで、ダンスも今回合計12回フルで踊ったんです。ギリギリのスケジュールでした」と振り返る。

 阿部さんは「草原の上で踊るシーンが結構ありますけど、自然が豊かすぎて、ミニスカートの衣装のまま草が生い茂っている場所に入って行くんです。『危ない、刺さる、草に刺される!』ということもありました。踊りもステージではないため、ちょっと踊りにくかったけど、顔に出さないように頑張ったのでダンスシーン特に見て欲しいですね」と話した。

 冨樫さんも「ちょっとふらつきそうになったときもありました(笑)」と撮影時のエピソードを語った。

番組出演中の冨樫優花さん
番組出演中の冨樫優花さん

新曲「空」に込めた思いと歌詞の魅力

 冨樫さんは「『空』という楽曲は、今ステップアップしている私たちそれぞれが、これから更に突き進んでいこうという思いが込められた、“誓いの歌”のような楽曲です」と表現。

 特に好きな歌詞として『慣れるなよ 僕を塗り替えてゆけ』という曲の最後にくるフレーズが、初心を思い出せるので、すごく好きです」と話す。

 阿部さんは「5人になって初めて頂いた曲なので、新メンバーの子と一緒に振り入れをできるとか、5人で作り上げた初めての曲なので、思い入れが強いです。曲自体も『これからまだまだやっていくぞ』っていう決意が込められていて、すごく好きです」と語る。

 また、「詞では、サビの『例えば青空じゃなくても滲む茜空も』というところが、丸5年間活動してきて、良かったときも悪かったときも、それを思い出しながら、まだまだやっていく、進むんだという初心に返れる部分なのですごく好きです」と述べた。

番組出演中の阿部葉菜さん
番組出演中の阿部葉菜さん

TIFへの思い「なくてはならない存在」

「タイトル未定」は、8月1日から東京・お台場で始まる世界最大級のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025(TIF)」に今年も出演する。

 冨樫さんは「TIFは、2022年に『メインステージ争奪ライブ』に出させていただいて、『タイトル未定』を皆さんに知っていただける大きなきっかけになりました。感謝がたくさんありますし、毎年いろんな挑戦を通じて成長できる、とても大切な場所です。私たちにとってなくてはならない存在だとも思っています」と語る。

さらに「個人では、アコースティックのステージに3年連続で出演させていただきます。去年は憧れのアイドルさんと一緒にトリを務め、本当に忘れられない景色を見せてもらいました」と話した。

5人でのTIFは今年が初めて。『タイトル未定』を気にしてくださっている方も増えてきていると思うので、ひとつひとつのステージで爪痕を残したいです」と意気込みを語った。

阿部さんも「TIFは本当に『タイトル未定』にとって大切なイベントです。世界最大級のアイドルフェスという舞台に、今年もメインステージで立たせてもらえるのは光栄ですし、その自覚を持って、TIFに恩返しをするぞという気持ちで、今年も臨みます」と力強く語る。

さらに、「高嶺のなでしこ」さんと今年はコラボステージも予定されていて、現在、絶賛準備中とのこと。「コラボステージは、売れっ子アイドルたちが出演することが多い舞台なので、憧れていた場所です。5人全力で頑張りたいと思います」と締めくくった。

UHB「いっとこ!みんテレ」のスタジオ
UHB「いっとこ!みんテレ」のスタジオ

北海道から全国へ。「タイトル未定」の挑戦は続く

 最後に今後の活動について、阿部さんは「タイトル未定はずっと、“北海道の顔になりたい“と言いながら活動してきたので、これからもいろんな事にチャレンジしながら、5人で力を合わせて頑張っていきたいです」と語った。

 冨樫さんも「北海道のみなさまに愛していただける存在になれるように、これからも頑張っていきます。『タイトル未定』を応援していただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
 
 今年の夏も「タイトル未定」が新たなページを塗り替えていく。

スタジオでの阿部葉菜さん(左)と冨樫優花さん(右)
スタジオでの阿部葉菜さん(左)と冨樫優花さん(右)
北海道文化放送
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