◆ロサンゼルス・ドジャース5-2ミネソタ・ツインズ 21日(日本時間22日午前11時10分試合開始、ドジャースタジアム)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは21日(日本時間22日)、ホームでツインズと対戦し、大谷翔平選手(31)は「2番投手・DH」で先発出場。投げては3回1失点の粘投、打っては初回に3試合連続の35号逆転ツーランホームランを放ち、勝利に貢献した。

“投手”大谷は12日のジャイアンツ戦以来、復帰後6度目・オールスターブレイク明け初の先発登板。直近4試合は無失点ピッチングを続けており、ジャイアンツ戦では復帰後最長の3イニングを投げている。今季成績は0勝0敗・防御率1.00。“打者”大谷は20日のブルワーズ戦で第2打席に2試合連続となる34号ホームランを放っており、3試合連続弾に期待がかかる。ドジャースはオールスター明けのブルワーズ戦で3連敗を喫しており、連敗脱出を目指す。

一方のツインズは今季3勝3敗・防御率5.25のフェスタ投手が先発した。

1回表、大谷は今季22本の本塁打を放っている1番バクストンに、2球目のスイーパーを左中間スタンドへ運ばれ先制ホームランを許す。2番カストロをファーストライナー、3番ラーナックを三振に打ち取り、4番ジェファーズにはサード強襲のヒットを許したが、5番クレメンスから三振を奪ってスリーアウトとなった。

大谷は1回裏無死1塁で迎えた第1打席、カウント2-1で4球目の139キロのチェンジアップをフルスイングで捉え、センターバックスクリーンへ3試合連続となる35号逆転ツーランホームラン。打球速度182.5キロ、飛距離134メートル、打球角度26度の強烈な一撃で、ドジャースが2-1とリードした。

2回表、大谷は七番ルイスにヒット、八番ワルナーに四球を夜して1死1、2塁のピンチを招いたが、9番ベーダーを三振、1番バクストンをライトフライに打ち取って切り抜けた。

大谷は3回表も登板し、2番カストロ、3番ラーナックともにセカンドゴロでツーアウト。4番ジェファーズにライトへのヒットを許したが、5番クレメンスをライトフライに打ち取った。

3回裏2死走者なしで大谷の第2打席、3-2フルカウントで6球目のチェンジアップをスイングし、ファウルチップが捕手のミットに収まり三振に倒れた。

4回表からドジャースの投手は2番手のメイに代わり、“投手”大谷は3イニング、打者14人に46球を投げ、被安打4、被本塁打1、奪三振3、与四球1、失点1の成績。この日の最速は159キロだった。

4回裏無死走者なしで3番ウィル・スミスがセンターバックスクリーンへソロホームラン。ドジャースが3-1とリードを広げる。

6回裏の先頭で大谷の第3打席、3-2フルカウントで6球目、高めの直球に手が出ず見逃し三振。続く3番スミスが左中間スタンドへ2打席連続となるソロホームランを放ち、ドジャースが4-1とした。

7回裏、この回から代わったツインズ3番手のサンズから7番パヘスが左中間へソロホームランを打って5-1。2死2塁で大谷の第4打席に回ったが、カウント2-2で5球目の外角フォーシームをスイングして空振り三振に倒れた。

ドジャースは大谷の後を受けたメイが8回途中まで無失点の好投。9回表にツインズが反撃して1点を返し、なおも2死1、2塁で6番コレアの大飛球がセンターへ飛んだが、中堅手アウトマンがフェンス際でジャンプしてキャッチし試合終了。5-2で勝利し、連敗を3で止めた。大谷の打撃成績は4打数1安打、本塁打1、打点2、得点1、三振3だった。

大谷翔平選手:
先制点は与えたくなかったんですけど、1打席目にムーキー(・ベッツ)がいい形で出てくれたので、つなげればいいなという思いで打席に入って、結果的にホームランになったのでよかったなと思っています。一試合一試合、課題は持ってやるようにはしている。全体的に見たらきょうはあまり良くない出来ではありましたけど、その中でもいい悪いがあると思うので、それを次につなげたいなと思います。

プライムオンライン編集部
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