外出は医師の判断を仰ぐこと

自身が感染者の場合は、さらに広げないためにも医師の指示をしっかり守ってほしい。

「症状が治ってきたと感じても、ウイルスが体内に残っている可能性があります。外に出れば自分が感染を広げる原因にもなります。決して自分の判断で行動しないでいただきたいです」

医師の指示を守ることが大切(画像はイメージ)
医師の指示を守ることが大切(画像はイメージ)

目が充血するなどの違和感があったら眼科へ行き、診察のスケジュールを守ること、医師の判断を仰ぐことが第一。

幼稚園や小学校では、伝染のおそれがなくなるまで出席停止となる「学校感染症」にも指定されている。医師の指示があるまで、登園や登校はできないという。

治療中は人混みのあるところに行かない(画像はイメージ)
治療中は人混みのあるところに行かない(画像はイメージ)

大人も職種によって会社を休むのが賢明とのこと。大人も子供も、治療中は人混みを避けるなどの対策をとってほしいそうだ。

また、はやり目と思って診察を受けたら、実はアレルギー性結膜炎だったということもあるという。症状の原因を明らかにするためにも、やはりすぐに眼科でみてもらうのが良いだろう。

パソコン・スマホで症状が悪化

最後に、現状としてはやり目を治す有効な薬がない。眼科では炎症を軽減する点眼薬が処方するのが一般的だ。

つまり、なるべく早く治すには「他人との接触を控えて安静にしておく」ことが基本。もちろん、目を酷使するのはNG。

治療中のスマホはなるべく控えよう(画像はイメージ)
治療中のスマホはなるべく控えよう(画像はイメージ)

目が荒れている状態で酷使することは、症状のさらなる悪化につながる。特にパソコン・スマホの見過ぎ、ゲームのやり過ぎは目に乾燥をもたらすという。目やに・充血などの症状を長引かせることになり、治りが遅くなってしまうそうだ。

「はやり目はそのうち治る」などという甘い考えでいると、重度の炎症で角膜が白く濁ってしまうことも。視力の低下や、まぶしさを感じるなど見え方に違和感が生じ、後遺症として残るケースもある。

いつどこで感染するか分からないはやり目。予防を徹底し、少しでも目に違和感があれば眼科を受診してほしい。

プライムオンライン特集班
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