ヘラクレスオオカブト界のレジェンド・河野博史さんが育てたヘラクレスオオカブトが、大阪・関西万博に出展される。河野さんはこれまでに3度、世界最大級の個体を生み出してきた。万博では179ミリの個体やマニア向けの角が太い個体、メスの成虫、さなぎ、幼虫が展示される。河野さんは昆虫を通じて命の大切さを学んでほしいと話す。展示は5月21日・22日の予定だ。

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世界最大のカブトムシ

宮崎県延岡市から万博デビューを果たすのは、世界最大級のカブトムシ。

ヘラクレスオオカブトのブリーダーとして国の内外のイベントにも招かれる、宮崎県延岡市北浦町の河野博史さんが、こだわりの方法で育てたヘラクレスが出展される。

ヘラクレスオオカブトブリーダー 河野博史さん:
世界からお客さんが来る大阪・関西万博。お誘いいただいて、本当に光栄なことだと思う。

ヘラクレスオオカブトに魅せられて、3度にわたり世界最大級の個体を生み出してきた河野さん。

ヘラクレスオオカブトブリーダー 河野博史さん:
販売されているものを購入して飼育するのが普通だと思うんですけど、自分の場合は自分で作った幼虫のエサなど、できる限り自分の手だけで飼育している。

河野さんは、昆虫の町おこしに取り組む福島県田村市から「昆虫サポーター」に委嘱されている。それが縁で、今回は田村市が万博会場に設置するミニカブトムシドームに展示されることになった。

ヘラクレスオオカブトブリーダー 河野博史さん:
こちらの2匹を万博に持っていこうと思っている。この個体はサイズが約179ミリ。かなり大きい部類だと思う。

河野さんが万博のために用意したのは、現在、飼育中のものでは最大で角が長い個体と、マニア向けの角が太い個体。ほかにも、メスの成虫やさなぎ、幼虫を展示するそうだ。

ヘラクレスオオカブトブリーダー 河野博史さん:
びっくりしてもらったり、感動してもらって、そこから興味を持ってもらい、よければ飼育にも携わってもらって、命の大切さなどを学んでほしいと思う。

河野さんのヘラクレスオオカブトは、5月21日と22日に万博会場のEXPOメッセ内で展示される。

(テレビ宮崎)

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